すぐ怒る彼氏に疲れた…。発達障害の可能性とその心理

機嫌が良いと思っていたのに急に怒る彼氏。

えっ?どこでスイッチが入ったの?

何にスイッチが入ったの?と、原因が分からなくて困ってしまう事はありませんか?

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とりあえず優しく返しても、聞き流してみても怒り続ける彼氏。

好きなのに疲れた…と残念な気持ちになりますね。

一体彼氏は何故すぐ怒るのでしょうか。

その心理は?

発達障害という視点から見てみると納得できる事があるかもしれません。

あなたの“何故?”をスッキリさせましょう。

あなたが疲れる理由を考えましょう

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あなたの彼氏が怒るのはどんな時ですか?

あなたが何か悪いことをしたから?

それなら彼が怒るのは当然ですよね。

あなたもちゃんと納得して謝るはずです。

でもそうじゃなくて、あなたは今、彼の怒りに疲れて悩んでいます。

彼氏は怒るはずのない場面で怒る。

怒る程度の事ではないのに怒る。

何故そこで怒るのか理解できないし、何故そこまで激しく怒るのかが納得できない。

納得いかない攻撃の仕方をするので、彼氏の心理がわからず、あなたまで怒りを感じて疲れてしまうはずです。

まず発達障害の特徴について述べますので、彼氏に当てはまるかチェックしてみて下さい。

1.社会性について

他人にあまり興味がない。

自分の世界を大事にして、そこに入り込まれるのがイヤ。

人なつっこいが、人との距離の取り方が下手で近すぎる。

よく喋るが一方的。

相手の立場になって考えるのが苦手。

人の話をあまり聞いていない。

共感性に乏しくて、一緒に感動などの感情を分かち合えない。

感情のコントロールが苦手ですぐ怒る。

話の流れについていくのが苦手。

空気が読めない。

会社での人間関係でトラブルが多い。

視線があまり合わない。

2.コミュニケーションについて

文面通りにに考える。

文章に隠された意味が分からない。

冗談が分からない。

人との会話が噛み合いにくい。

3.頑固さ

融通が利かなくて頑固。

決まった流れが好きで、それを崩されることが嫌い。変化が苦手。

特定のものに対して強い関心がある。

とてもマニアック

4.その他

偏食がきつい。

人の顔がなかなか覚えられない。

とても方向音痴。

大きな音が苦手など、いろんな面で感覚が過敏、あるいは鈍感。

手順がなかなか覚えられない。

読むこと、書くこと、などが苦手。

落ち着きがない。

当てはまる項目、あなたが疲れる理由はありましたか?

これらは発達障害の症状の一部ですが、発達障害とはどんな症状を持っているのかが漠然とイメージできたのではないかと思います。

発達障害と彼氏が怒る心理

『発達障害』とは、とても大きな枠組でいうと“社会的な生活を送ることの苦手さ”を持っているために、ご本人が“とても困っている”状態である事を指します。

最近の知見では、発達障害の原因は先天的 な脳の機能に問題があるとの説が有力になっています。

つまり、発達障害の大人は“社会的な生活を送ることの苦手さ“を、幼少期から持っていた事になります。

「言葉が遅かった」あるいは「言葉を話さなかったのに、ある日ペラペラ喋り始めた」

「成績は優秀だけれど、人とのコミュニケーションが苦手だった」

「頑固で気持ちの切り替えが苦手だった」

「落ち着きがなくてよく怪我をした」

「何でも一番でないと気が済まなかった」

「 何でもないようなものをとても怖がっていた」などと、小さい頃の育ち方に特性が見られていた可能性がとても高いです。

“障害”という響きには“その状態を変化させることができない…と言うイメージがありますが、『発達障害』はむしろ逆です。

『発達障害』はその後の生き方や経験によって、障害が軽減されることもあれば悪化することもある、とても流動的な障害です。

例え発達障害の特性を持っていても、自分の弱さや強みを知って、世の中でどう自分が振る舞えば良いのかが分かれば、ちゃんと生きていけるのです。

それが『発達障害』が軽減する道筋です。

『発達障害』の改善には薬よりも教育…特に心理教育がとても大事になってきます。

小さい頃に周囲の人が発見して、早期から療育を行うことが大事だと言われるのはその為です。

では一方で症状が悪化するのはどんな場合でしょうか?

先程とは反対で、“生きにくい”“どう振る舞ったらいいのか分からない”と感じていても、誰にも理解してもらえず失敗ばかりを繰り返してしまう場合です。

理解してくれる人がいないのはとても辛い事だと思います。

彼氏も、もしかすると心理的に辛い思いをしてきているかもしれません。

また子供の頃から、失敗をする度に親や教師から怒られ続けると、誰でも挫折感を味ってしまいます。

しかも褒められることもないので、自信まですっかりなくしてしまいます。

自己肯定感がなくなり、何をするのも「どうせ僕なんかできっこない」

「どうせ僕なんか仲間には入れてもらえない」

「どうせ僕なんか…」と後ろ向きになってしまったり、被害的な心理状況に追い込まれたりします。

それが発達障害の人がたどる心理です。

あなたの彼氏もそんな心理的な問題を抱えているかもしれません。

あなたが疲れるのはこれらの心理的な問題と毎日向き合っているからかもしれません。

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彼氏の不安と怒り

自己肯定感がなく自信もないまま育った人は、自分の守りになるものがなくて不安定な生き方をしてしまいます。

そしてそんな不安定な状況から逃れようと必死になってもがきます。

何かの守りを探して必死になるでしょう。

ある人は人との関わりを遮断して引きこもってしまうかもしれません。

またある人は反抗的な行動をとる事で自分を守ろうとするでしょう。

人への攻撃も、自分を守るための方法だからです。

彼氏がすぐに怒るのは、そんな、自分を守りたいという心理的な背景があるのかもしれません。

そうだとしたら彼氏は本当はとても弱いのです。

不器用で、口下手で、不安定で…。

助けを求めたくても上手く言えないのかもしれません。

そんな思いが、怒る事や暴言や暴力へと繋がります。

彼がすぐ怒るのはあなたへの最大の甘えです。

攻撃性を受け止めるのはとても辛くて疲れます。

しかし、それがあなたへの不器用な甘えだとしたら…。

彼を見る目が少し変わりませんか?

まずは彼氏の心理を理解して受け止める事が大切です。

そして、怒りや暴力ではなくて、言葉によって気持ちをきちんと表現できるように助けてあげて下さい。



まとめ

発達障害は幼少期からの心理教育が重要で、周囲の理解と自己の特性理解が得られればぐんと生きやすくなる障害です。

発達障害から来るコミュニケーションの苦手さから、自分の気持ちを上手く人に伝える事がもともと下手な発達障害の人は、周囲の人が理解しようとしなければ、なかなかそのしんどさには気づいてもらえません。

気づいてもらえずにもがきながら学習した、その結果が“怒り”です。

攻撃や怒りは自分の弱さをカバーする為の最大の守りです。

もし、彼氏が発達障害によって“怒る”事で自己表現をするパターンを学習しているのなら、ぜひ、正しいコミュニケーションパターンを伝えて心理的な援助を行ってあげて下さい。

きっと彼は、心の中ではSOSを発信しているはずです。

彼を助けてあげられるのはあなたです。

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