いつまで続くの?育てにくい子の将来。育てやすい子との違い

聞き分けのいい子を見ると、えっ?子どもってこんなに言うこと聞くものなの?

それに引きかえウチの子って…。とため息が出ることはありませんか?

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わが子が育てにくい子だったときに、いつまでこんな事が続くんだろう。って不安になったり、将来が心配になったりしませんか?

育てやすい子とどう違うんでしょう?

いつまで続くのでしょうか?

一緒に見ていきましょう。

育てにくい子と育てやすい子の違いって?

育てやすい子は手間がかからない。育てにくい子は手間がかかる

育てやすい子は手間がかからない。でも、育てにくい子は手間がかかる。

ズバリ、この違いが大きいですね。

育てやすい子ってどんな子ですか?

聞き分けが良くて親の言うことに従う。

悪いことなんてしない。

まとわりつかない。

親に自由時間をいっぱい作ってくれる。そんな子たちでしょうか。

んー。うらやましい(笑)

実は育てにくい子は得してるんです

では育てにくい子はどんな子でしょうか。

育てやすい子の反対で、言うことをきかない。

悪いことばかりする。

まとわりつく。

親の自由時間をうばってしまう。

…でも、これって悪いことなんでしょうか。

お母さんの愛情が欲しくて精一杯要求したりと、育てにくい子は、実は、生きるエネルギーがとても強くて、それをおもてに出せる子どもなんです。

全然悪いことではありません。

自分から親に訴える力があるって、素晴らしいと思いませんか?

実は、育てにくい子は得をしているんです。

手間がかからない子に手間をかけますか?

親である私たちって、手間がかからない子に、わざわざ手間をかけにいきますか?

親にまとわりつかない子に、自分から一生懸命関わりにいくでしょうか?

いきませんよね。

だって、楽したいんですもの(笑)できるだけ育てやすい子になって欲しいと思いますね。

自由時間ができたら、自分のことをしたいし、ホッと一息つきたいのが本音です。

だから、育てにくい子で、手間がかかる子は、私たちが親として関わる機会をいっぱい与えてくれる子なんです。

育てにくい子に手間をかけてあげられるのは、今です

育てにくい子と向き合うには、とてもエネルギーが必要です。

でも、子育ては、それをやってあげるくらいの価値があるものです。

育てにくい子はいつまで育てにくいのでしょうか?

いつ育てやすい子になってくれるのでしょうか?

そんな疑問と、将来への不安はずっとついて回るかもしれません。

でも、目の前にいるわが子は、今、親を必要としています。

子どもが欲しいと思う愛情をちゃんと与えられた子どもは強くなり、人を信頼できる人間になります。

そして親にもらった分の愛情を、人に与えることができる人間になります。

今、手間をかけてあげましょう。やってあげられるのは、求めてきている、今、です。

将来のことは考えない。いつまで続くのか考えない。今を生きましょう。

育てにくい子の将来は?いつまで続くの?

わが子の要求は際限がありませんね。

でも、それを拒否したり、突き放してしまうと、すぐにふり出しに戻ってしまいます。

延々と、悪のループにはまり込んでしまい、親も子も怒ったり疲れてしまいます。

育てにくい子は、今、親を必要としています。子を受け止めて、しっかりと手間をかけてあげましょう。

親には忍耐が必要です。グッと、自分の怒りの感情を抑えて、冷静になることが必要ですが、親の頑張りは、ジワリジワリとわが子に伝わります。

漢方薬のように、ジワリジワリと効いてきますよ。

いつまでかかるかは家庭によって違いますが、半年から1年くらい、親が頑張ると、「あれ?そういえば最近わが子が落ち着いてるな…」と気づく時があります。

子どもが変わるのは、そんな感じです。

将来を考えると不安になりますが、今だけを見て、わが子と正面から向き合いましょう。

育てやすさは求めません。子どもから逃げずに、しっかりと向き合いましょう。

育てにくい子の特徴と関わり方

育てにくい子の中には、関わり方にちょっと工夫が必要な子がいます。

多動

ガサガサ、ウロウロして、多動に悩んでいる方は多いと思います。

特に男の子は活動量が多くてエネルギーがとてもありますね。

小さな子を抱えた親の“悩みトップ5”にも「多動」が入っています。

親元から勝手に離れて何処かに行ったり、食事中にも立ち上がってウロウロしたり。

目が離せなくて、とても育てにくくて。

いつまで続くの?将来どうなるの?と心配になりますね。

しかし、多動はあまり気にする必要はありません。

子どもの多動は2〜3歳頃がピークです。

将来的には少しずつしっかりしてきて、落ち着きが出てきます。

小学校低学年でもよく動く子どもは沢山いますが、いつまでも続きません。

小学5〜6年になると、たいていの子どもは落ち着きを見せますよ。

かんしゃく

一旦言い出したら言う事を聞かないし、人前でも平気で暴れる。

なだめても怒っても、機嫌が直ってくれない。

親としては途方にくれてしまいますね。

腹が立って、本当に育てにくい子だと嘆かわしくなってしまいます。

いつまで続くのか?って思いますね。

でも、子どもはちょっとした事でも怒ります。

それはまだ、年齢的に感情のコントロールが下手なのと、言葉で気持ちをうまく伝えられないからです。

かんしゃく持ちの子どもを見ていると、将来どうなるんだろう…と心配になると思いますが、かんしゃくは、子どもなりの精一杯の自己表現です。

言葉でうまく表現できないのだと言う事を理解して、できるだけ穏やかに対応できるように心がけましょう。

大人でもキレやすくて怒りやすい人はいますが、怒る事で損をする人もいます。

怒りの感情をコントロールするには、若干の練習が必要ですので、小さいうちから少しずつ気持ちの表現の仕方を学んでいきましょう。

怒りやすいと言うのは、もともと持った個性でもありますが、“怒る事で何かを得る”学習の結果でもあります。

言葉でうまく表現できない子は、怒る事で自分の意思を通そうとします。

それに大人が負けてしまうと、そのパターンが学習されて、その子どものコミュニケーションパターンとして定着してしまいます。

できるだけ、かんしゃくには反応しない、その場から遠ざかって対応しない工夫をしてみてください。

親が反応するのは、子どもがかんしゃくを起こしている時ではなく、かんしゃくを起こさずにうまく振る舞えた時です。

その時に褒めてあげましょう。

とても望ましい行動だったと認めてあげましょう。

かんしゃくや怒りの感情のコントロールを学ぶのは時間がとてもかかりますが、根気強く関わってあげましょう。

他の子どもと比較すると腹がたちますが、気にしない。

ゆっくりと関わってあげましょう。

褒められる事から、自分を“律する”事を学ぶのは時間がかかりますが、1番早い方法です。

将来は必ず変わる…いつまでも続かない…と信じて頑張りましょうね。

こだわり

融通がきかなくて、変更が苦手。

自分だけのルールがあって、なかなかそれを譲ることができません。

負けることが嫌で、勝ちにこだわってとても怒ることも。

どんなに説得しても納得してくれないし、予期せぬ変更には激しく抵抗するので、とても育てにくい子だと感じるでしょう。

でも、3歳前後の子どもにこだわりが出てくることはよくあります。

“自我”と呼ばれる、自分の意思が芽生えてくるからです。

自己主張できることはとても素晴らしいことですので、子どもの意思を尊重してあげることはとても必要です。

こだわりが強い子どもは、反面、頑張り屋さんでもありますので、良い所は伸してあげましょう。

譲れなくてキーキー言ってる子を見て、こんな子は将来どうなるんだろう?いつまで続くんだろう?と心配になるかもしれませんが、人生経験を積んで、経験値が上がればこだわりも減ってきます。

様々な経験をさせてあげることです。

そして、小さな失敗や小さな挫折を受け入れて、気持ちを切り替える経験を積ませてあげましょう。

小さな子どもには、前もって予定を伝えるなど、見通しを持たせてあげると切り替えがしやすくなります。

いつまでも続きませんよ。

神経質

初めて触るものや初めて食べる物、など初めてのものに慎重だったり、突然の音に驚いてしまったり、感受性が豊かで繊細な子どもです。

神経質な面があって、育てにくい子だと感じるかもしれませんが、子どもの個性ですので認めてあげましょう。

将来が心配。いつまで続くのか心配。かもしれませんが、神経質な子どもは苦手なことを何度も経験して徐々に慣れていくことが必要です。

焦らずに、楽しく経験させてあげましょう。

不注意

注意散漫で集中力がない。

思いついたらすぐに動いてしまったり、人の話に割り込んでしまう子どももいます。

じっとできる子を見ると、育てやすそうで羨ましいですね。

ガサガサ動き、よく怪我をして、突拍子もない行動を取る。

そんな感じの子です。

でも、小学生でよく忘れ物をする子もいますし、大人でもおっちょこちょいの人はいますから、ちょっとした不注意はよく見られるものです。

多動と同じで年齢と共にしっかりしてきますから、ゆったりと構えておきましょう。

視覚的な刺激や聴覚的な刺激に反応しやすいことが多いので、沢山の刺激が一気に入ってこないように環境を工夫してあげましょう。

また、とっさに動いたり空気を読みにくいようでしたら、社会のルールを具体的に優しく伝えてあげましょう。

必ず将来につながります。

寝ない

人にはそれぞれの睡眠のリズムがあります。

小さな子どもでも、よく眠る子どもからホントに眠らない子どもまでいろいろです。

寝付きの悪い子どもは寝起きも悪いことが多く、睡眠から覚醒、覚醒から睡眠へのスイッチの切り替えがやや苦手な子も多いようです。

就園して日中にたくさん遊ぶようになると、疲れて夜寝てくれる子が多いです。

なるべく身体を動かして、活動量を保障してあげましょう。

また、夜寝ない子は、“寝るためのセレモニー”が有効な子もいます。

夜寝る前に「さよなら。お休みなさい」と伝えて“宣言”する儀式です。

大切な人形やオモチャに「お休みなさい」と言って回るうちに寝るスイッチに切り替わります。

意外と効果がありますので試してください。

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親との相性

“育てやすい”“育てにくい”と感じるのは、親の主観です。

活発なお母さんが大人しい子を育てたら、物足りない気がして不安になるかもしれませんし、きっちりしたお母さんが大らかな子を育てたら、大雑把でイライラしてしまうかもしれません。

自分と違うタイプは受け入れるのが難しいです。

それが子育ての難しさでもあり、醍醐味でもあるでしょう。

お互いの個性を認め合う事から始めましょう。

まとめ

“育てすい子”“育てにくい子”と感じるのは、親の性格と子の性格との相性に依るところもとても大きいです。

まずはお互いの人格を認め合う事から始めましょう。

子どもは成長途中にあるので、人格も未熟で、大人から見ると欠点だらけに見えるかもしれません。

物事には裏表があって、同じことでもどこから見るかで、その人の性格は長所でもあり短所にもなり得ます。

“多動な子”は、違った面から見ると“活発な子”になります。

子の良さとして認める事から始めましょうね。

苦手な面、短所の面は、人生経験を積み重ねていく事で改善されてきます。

子育ては、どんな人生経験をさせてあげるか、辛い事や嫌な事にもちゃんと向き合わせてあげて、どう乗り越えさせてあげるかが大切かもしれません。

“子育て”は“親育ち”です。

まずは、自分が変わる事、自分の意識を変える事から始めましょう。

手間がかかる子は、しっかりと手間をかけてもらえることで将来は素晴らしい子に育ちますよ。

いつまで?は考えない。今を生きましょう。

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